歯科衛生士のお茶会

いろいろ干からびている歯科衛生士が面白いことを発信していくかもね!

ブラック企業で働いて一番つらかったのは客先で軟禁されたこと

ようこそ!えれなです。

 

今でこそ歯科衛生士としてホワイトに働いていますが、実はワタクシ社畜でした

新卒カードで入った会社がブラック企業でした。

 

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ブラックってこんなところ

・有休がとれない

・ってか休日出勤して代休がまず取れない

・終電まで残業

・当然残業代は出ない

・休みの日がいきなり出勤になる

・24時間連続勤務

 

なんてことは当たり前。

休みが事前にわからないから友達と遊んだり旅行に行く計画が立てられず、大学の友達と一気に疎遠になりました。

 

営業、軟禁されるってよ

いろいろつらかったですが、一番精神的につらかったのが

取引先の顧客に軟禁されたこと。

 

うちの会社はシステムの販売などをしていました。

ある顧客に納品したシステムにバグがあったのです。すぐ営業に伝えましたが、複数の顧客をかかえて忙しかった営業はバグを放置。しばらくしてバグに気付いた顧客は激怒。修正プログラムができるまで人質を出すことを要請されました。

そして担当営業がまず人質としてドナドナされていきました。

「バグあるって教えたのに放置したんだから仕方ないよね!」と他人事でしたが、その営業から連絡がきました。

営業「明日、人質変わって?」

私 「いやどす」

ええ、言えません、いやだなんて言えません。

用意された答えは「はい」か「エス」のみ。かくして私はドナドナされていきました。

 

パイプ椅子で一日過ごす

物置を兼ねた一畳ほどの狭いスペースにデスクトップパソコンとくたびれたパイプ椅子。

私はそこで一日「何もせずに」過ごします。

携帯なんて触るわけにいかず、ディスプレイに表示される時計をみて、ひたすら時間が過ぎるのを待つのみ。意味もなくマウスを右クリックしてみたりしつつひたすら耐える。社員さんが荷物を取りに来たらパイプ椅子をたたんで立ち上がり場所を開ける。社員さんが部屋を出たらまたパイプ椅子を広げる。

そしてお昼、お弁当が用意されていて、そのままパイプ椅子に座って食べるよう言われました。

外の空気なんて吸わせねえよ?

ってことですね。

お弁当を食べ始めても社員さんが入ってくるたび立ち上がって椅子たたんで・・・を繰り返す。社員さんからしたら邪魔でしかたない。

「あー私、こんなとこで何やってんだろ・・・」どんどん鬱思考に。

本当に時間がたつのが遅くて遅くて。苦行。

 

誰からも感謝されない

午後7時半、人質解放。

そこから一時間半かけて帰社し、日報を打って帰宅。長い一日が終了です。

人質を代わった営業さんにも、同じ課の人にも、当然顧客にも誰にも感謝されない仕事。生産性もやりがいもまったくない仕事。

 

辞めたい辞めたい辞めたい辞めたい辞めたい辞めたい辞めたい辞めたい

辞めたい辞めたい辞めたい辞めたい辞めたい辞めたい辞めたい辞めたい

辞めたい辞めたい辞めたい辞めたい辞めたい死にたい辞めたい辞めたい

何のスキルも身についてないのに?

自分より優秀な先輩や上司はもっと自己犠牲払って働いてるのに?

何もできないくせに「つらいから辞めたい」なんて言えない!

 

頭の中が重くてぐちゃぐちゃして、考えたいのに何も考えられない。そんな状態でした。

そんな鬱なら辞めちゃえば?

私の激務でほとんど会う時間の取れなかった当時の彼がある日こう言いました。

「歯科衛生士になればいいよ」

ピコーン!

目から鱗がぴょーんと飛び出しました。

「仕事がいやだから辞める」じゃなくて「歯科衛生士になりたいから辞める」って言えばいいんだ!

仕事がいや、というとその会社で働いている同僚や上司を貶める気がして言えなかったのですが、やりたいことのため、だと言える!と気持ちが切り替わりました。思い雲がサーっとはけていきました。

 

・・・で、歯科衛生士って何?(知らんのんかい)

 

強くてニューゲーム

 「私、歯科衛生士目指します(キリッ)」と宣言。この会社は結婚か体調を崩しフェードアウト以外で辞める人はなかなかおらず、「お前何言ってんの?」状態。「コイツいちぬけしやがった」的な空気のまま新卒から2年すごした会社を退社しました。

 

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そして受験し歯科衛生士専門学校へ!

もうね、天国。がっこーたのしー

一度社会に出てからの学校の楽しいことと言ったら!

高校みたいな教室。担任、クラスメイト、黒板、日直、掃除当番、朝の会、学校帰りのマック。すべてが新鮮。

私もう大人なのに黒板消してる!黒板消しクリーナー超懐い!

大人なのに職員室に連絡事項聞きに行ってる!

帰りの挨拶は「お疲れ様」じゃなくて「さようなら」!

些細なことが楽しくて仕方がない。

専門学校には、高校を卒業してそのまま来る子がほとんど。

ピッチピチ(この言い方がすでに年)の18歳の中ではしゃぐ24歳。

勉強もコツがわかってるから定期テストも楽勝。

まさに強くてニューゲーム。

 

仕事辞めてよかったー!

やりがいもあるし、人から感謝される

ああ、私、感謝されたかったのか!と後で気づきました。ブラック企業の時は同じ事をぐるぐる考えて全然思考できなかった。尻尾を追いかける犬みたいに同じところを回ってどんどん疲弊していきました。

楽になりたい。

死ねば働かなくていいかな?

そんなのだめだ、無能のくせに、頑張らないと。

でも楽になりたい。

のループにはまっていました。

仕事を辞めること。仕事の世界が私のすべてだったからとても勇気がいりましたが辞めて本当に良かったです。あのまま働いてたらもしかしたら・・・。

 

地球に生まれてよかったー!

今いる世界がすべてじゃない。

今見えている世界がすべてじゃない。

悩み事でがんじがらめになったとき、思い出すようにしています。世界は広い!

 

自分じゃ辞める選択はできなかった。「辞めれば?」ってすごく簡単なことのように言ってくれた当時の彼には感謝が尽きません。

 

ちなみに当時の彼は、今は私の夫です。(ベタなオチ!)